出国命令制度

■出国命令制度
   自発的に出頭してきた不法残留者を、簡易な手続により、出国させる制度です。
収容施設に拘束されることなく、出国時は、正規在留者と同様の手続で帰国することができます。

○対象者とは・・・
・速やかに出国する意思をもって自ら入国管理局に出頭したこと
不法残留以外の退去強制事由に該当しないこと
・入国後に窃盗罪等の一定の罪により懲役又は禁固に処せられていないこと
・過去に退去強制歴等のないこと
・速やかに出国することが確実なこと

○出国命令と退去強制の違いは・・・

 退去強制  収容施設に拘束される  出国の際は強制送還
上陸拒否期間は5年又は10年
 出国命令  収容施設に拘束されない  出国の際が正規在留者と同様
上陸拒否期間は1年


 

退去強制

■退去強制
入管法第24条の規定により、次のような場合に退去強制になります。

○不法滞在・・・旅券を持たずに、あるいは偽造された旅券で入国した場合等

○不法上陸・・・旅券を持っていても、入国審査官から上陸許可を受けずに上陸した場合

○不法残留・・・許可された在留期間を超えて不法滞在している場合等

○資格外活動・・・許可を受けずに、与えられた在留資格では認められていない就労活動を行った場合

○刑罰法令違反・・・犯罪を犯して、一定の刑に処せられたり、又は有罪の判決を受けた場合等

不法就労手続Q&A

■不法就労手続Q&A
Q:雇用していた外国人在留資格を調べたら、不法残留であることがわかりました。どうすればいいですか。
A:
そのまま雇用を継続すると雇い主であるあなたが不法就労助長罪に問われるおそれがありますので、直ちに不法就労活動を辞めさせて、最寄の地方入国管理局に出頭させてください。
   不法残留者が次のいずれの要件も満たす場合には簡便な手続で自ら出国することができる出国命令制度があります。

Q:留学生やその配偶者「家族滞在」をアルバイト職員として雇用することはできますか?
A:
留学生家族滞在者としての在留資格を有する方の場合、入国管理局から「資格外活動許可」を受けなければ働くことができません。また許可を受けた場合においても、許可の範囲内でしか働くことはできません。
通常の場合は、留学生・・・1週について28時間以内(学校の休み期間は1日について8時間以内)
           就学生・・・1日について4時間以内

Q:パスポートには在留資格「短期滞在」とありますが、本人は「入管から就労許可を得た」と言っています。雇用しても問題ないのでしょうか?
A:
短期滞在の場合、特別な事情がない限り、基本的に資格外活動が与えられることはありません。「資格外活動許可書」を所持していることと、その内容をよく確認してください。

Q:外国人登録証明書に記載されている「在留期限」は過ぎていますが
「次回確認(切替)申請期間」は2年後まであります。この人は、不法残留でしょうか?
A:その後在留更新手続を行っているといった特別な事情がない限り、不法残留である可能性が高いので、パスポートで在留期間を確認ください。

Q:「興行」の在留資格を持つ歌手やダンサーがホステスとして働いていますが・・・。
A:
資格外活動(不法就労)に当たります。
「興行」の在留資格で接客に従事することはできません。

不法就労の罰則の適用

■不法滞在者や不法滞在者の雇用主に対して
次のような罰則の適があります。

○不法入国・残留の罪等
罰金30万円⇒罰金300万円

○不法就労助長の罪
不法滞在者
就労することのできない在留資格を有する外国人不法就労活動をさせたり、他の会社等に斡旋したりした場合等
罰金200万円⇒3年以下の懲役・300万円以下の罰金

○無許可資格外活動の罪
就学生が資格外活動許可を受けずに日雇いのアルバイトをした場合等
罰金20万円⇒罰金200万円

○営利目的で集団密航者を入国させたり、上陸後の集団密航者を輸送したり、かくまった人等
⇒1年以上10年以下の懲役及び1,000万円以下の罰金

○入国当局によって連れていかれることを免れさせる目的で、不法入国者・不法上陸者を援助したりかくまった人等
⇒3年以下の懲役・300万円以下の罰金

○営利目的で他人の不法入国等の援助をするために、偽りその他不正の行為により旅券等の交付を受けた者、又は、同じ目的で偽造旅券等を所持し、提供し、若しくは収受した者
⇒5年以下の懲役・500万円以下の罰金


「不法就労防止」

■外国人の「不法就労防止」について
   現在、不法滞在外国人は約20万人うち不法残留者は約17万人)と推定されます。
不法就労する外国人の存在は、労働面だけでなく、風俗、治安など色々な分野にわたって、様々な問題を引き起こしています。
   また、不法就労している外国人自身も、搾取されたり、労働災害に遭っても十分な救済を受けられないなど様々な被害を受けることがあります。
   私たちがより良い国際交流を推進し、社会の健全な発展を図るためには、この問題について正しく理解し、外国人不法就労をなくすよう心がけることが大切です。

■不法就労活動とは
   不法滞在者不法入国者不法残留者等)が働くことは、不法就労活動になります。
また、働くことが認められていない在留資格「短期滞在」「留学」「就学」等)で在留する人や、働くことが認められている範囲を超えて働く場合特別な許可を受けないで働くことは、不法就労活になります。
(入国管理局から資格外活動の許可を受けて当該許可の範囲内で行う活動は、不法就労活動になりません。)

■不法就労活動対策
   日本国内に不法に滞在している外国人の多くが、不法就労活動に従事しています。
外国人不法就労は、生活水準や貨幣価値の格差等が背景となっていますが、無秩序な流入によって我が国の経済・社会に悪影響を及ぼすのみならず、犯罪の増加につながるおそれもあります。
   不法就労対策としてもっとも重要なことは、就労が認められていない外国人を雇用してはならないということです。
   外国人雇用する際には、雇用主・事業主があやまって外国人不法就事案に関与することのないようにする必要があります。
   日本で就労することが認められていない外国人であることを知りつつ雇用や斡旋などをしたり、不法入国を援助したような場合は、法令の規定に基づき刑事処分を受けることがあります。

「ジュウヤクじゃなくてチュウヤクです」

イ・○○さんは、ユンソナに似た美人です。

「もしもし、イ・○○です。
今、専門学校に通っていて、在留資格は「留学」ですが、
「就学」ビザに変更したいんですが」

「どういう事?」

「アルバイト先の社長が、「留学」ビザだと、週28hしか働けないから
ジュウヤクにした方がいいって言われました。」

(美人だから、会社の重役に迎え入れようとする魂胆かよ・・・)
「ちょっと待って、「留学」からいきなり「投資・経営」かい?」

「違います。「人文知識・国際」ビザです。」

「どういう事?」

「ジュウヤクじゃなくてチュウヤクです。」

「チュウヤク?通訳か!」
(ハングルには、セとかツの発音がないのでこうなってしまう)

「ごめんなさい、うまく喋れなくて・・・」

「今まだ1年生だし、学生の本業は勉強する事だよ。
一生懸命勉強して、優秀な成績で卒業した方がいいよ」

「ダメですか?」(泣きそうな声で・・・)

ならぬものはならぬのです。