ねぇ、着物着て来れない?

「丹羽さーん、きものパーティに来てくれない?」

ベンジャミン・リーのオーガナオイザー、さかより女史からの電話だった。

「大使館とか外国のVIPの方がいらっしゃって、雑誌の取材も入るから
着物着て来て!」

着物は10年以上着てなくて、探しても見つからなかった・・・。
雨も降ってるし、電車に乗るのも恥ずかしいしな。

パーティ会場に着き、私の洋服を見て
「あらっ、着物じゃないじゃない!見つからなかったんでしょー」

着物の会社の方が京都の丹後から見えていて、
着付けとかをやっていました。

会社の方と着物に対する私の考えを屈託なくお話しました。

「日本の着物は世界最高の芸術品である。
ただ男性の着物が弱いのは残念である。
江戸時代の屏風とかを見ると、男女共に艶やかな色合いの着物を着こなしている。」

「安土桃山時代に遡っても、織田信長とか伊達政宗にしても
みんな我こそが一番である!とばかりに派手に自己主張しているじゃないか。
今の男性は元気がない!男性の着物は完全に女性の着物の脇役になっている。」

「そうですね。明治時代までは男性の着物も華やかな物が多かったんです。」

「じゃ、今日は私が華やかな着物を着こなしてみましょう?」
と女性物の着物を取り出して、ファッションショーをしてしまいました。

周りからは、似合うわ!なかなかいいよーの声。

「私は外国人の仕事をしているので、
パーティ会場で、こういった着物を着ていけたら、
日本の男性の着物文化も凄い!と言われるでしょ!」

「ただ一人では勇気がいるから、みんなで着ていけば、
きっと男性人も目覚めるよー」
みんな拍手!

「PAVONE」という雑誌に私の晴れ姿が掲載されるようです・・・。