戦争の傷跡は深く・・・(6/27)

帰化の相談があった。
相談者は中国残留孤児だった。

戦争で戸籍がなくなっていた為、
戦争中、中国人と結婚した祖母(日本人)は、
日本に帰ってきた時は、戸籍上は未婚扱いだった。
中国で生まれた子ども(父)がいたが、
子どもとして認められなかった。

戸籍上は、祖母と父は親子ではありません。
父の戸籍も中国籍のまま・・・。

相談者は、2才から日本に住んでいて、
中国語は話せないし、日本語しか話せません。
学校時代の友達も、みんな日本人と思っている・・・。

ただ就職の時は、外国人登録証を見せなければならない。

「私は日本人なのに、戸籍の上では中国人なんです。
だから早く帰化したいんです」

これまで何度も帰化申請したが、書類の不備で却下されていました。

「結婚する時も、私が日本人じゃないとわかったら、きっと反対されます!」

まず「永住権」を取ってから、半年後に「帰化申請」にチャレンジする!
そんなプランを提案しました。

この方法だと「帰化申請」が下りるまで、2年近くかかります。

「私は日本人なんです!でも日本人にはなれないと諦めていました。
今日、相談して希望が持ててきました。ありがとうございます」

「私は日本人なんだと言い続けるんだ!」

戦争の残した傷跡は、
まだまだこんなところに残っていました。