ブーリン家の姉妹(11/24)
最初に王に愛されたのは、妹メアリー。
王妃になったのは、姉アン。
一人の王を愛した、二人の姉妹。
そして世界を変えた愛の物語。
舞台は16世紀のイングランド。
ヘンリー8世をめぐり、
一族の期待を背負いながら、
最初は王の心を捉えられなかった姉。
人妻でありながら、
献身な介護で王の心を捉えた妹。
皮肉な運命を受入れて王の愛人になる。
しかし王妃の座にこだわった野心家の姉は、
次なる手を打ち出す。
結婚が女性の出世の道具だった時代に、
自分がたんなる道具で終わろうとせず
積極的に人生を切り開こうとした。
最後に姉を待っていたのは、
残酷な有罪の判決だった。
姉に何度も裏切られながらも、王に助けを願う妹。
「何故、ここに来た?」
「姉は私の分身だから・・・」
そんな妹の願いもむなしく、姉は散った。
世継ぎは、男でなければ・・・。
そんな時代に、姉の産んだ女の子が
その後45年間、イングランドを統治することになる。
その名は「エリザベス」
by VISAemon