証明写真持って来ました(6/12)
「納税証明書は?」
「あります」
「証明写真は?」
「はい、これです」
「これってあなたの写真?」
「違うんですか?」
「配偶者のものです」
申請するのは相手ですからねー。
こんなの初めての体験だ。
スナップ写真から適当なものを探す。
なかなか見つからない。
やっと見つかってカットし申請書に貼った。
入管に申請すると窓口で
「何ですかこれ?」
「えっ」
「無背景の写真じゃなくちゃダメです」
「追加でお願いするかも知れません」
「・・・」
ビザ衛門
歌舞伎の十八番(6/11)
歌舞伎が生まれたのは400年前。
江戸時代初期です。
客席には中学生の団体。
外国人もチラホラ。
歌舞伎が伝統演劇であることを物語っています。
前半は歌舞伎の解説があって、
三味線や太鼓の音響効果や声や動作の説明。
「女役」は女性の役も男が演じている事。
難しいと思っていた歌舞伎を身近にしてくれました。
今日は歌舞伎十八番の一つ「鳴神」
徳を積んだ僧が、美しい姫によって心を乱されていく。
いつの世も変わらぬ人間の本性をついたテーマです。
「隈取」という恐ろしい形相は怒ったときに
顔面に出る血管を強調したものです。
「荒事」とは誇張した衣装や隈取、立廻りなどで強調した演出。
市川団十郎は十八の演目を得意にしていた為、
自分の得意な事を「十八番」となりました。
また「歌舞伎十八番」の台本を桐の箱に入れておいたので
「おはこ」と言うようになったようです。
ビザ衛門
外国人が漢字を読めない理由(6/10)
帰化の書類が届いた。
宛先を見て驚いた。
まるで習字で書いたような漢字。
漢字を少し崩しながらの達筆。
さすが漢字本場の国の漢字は素晴らしい。
彼は習字を習っていたのだろうか?
テレビでフィリピン看護師を放映していました。
外国人の国家試験合格率1.1%
わずか3人しかいない。
その中の一人の取材だ。
毎日、仕事が終わってから漢字の練習。
小学校の時に書いた漢字練習張。
漢字って一朝一夕で覚えたんじゃないって思い出しました。
あんなに苦労しないと漢字は覚えられない。
漢字圏じゃない外国人が漢字を見て「オーノー」
と言うのもうなずけます。
ハングル語、アラビア語、タガログ語、ロシア語
どれを見ても「オーノー?」
ビザ衛門
LABIとUNIQLO(6/9)
LABIとUNIQLOが元気です。
それぞれの業界で一人勝状態。
世田谷には郊外型大型店舗があり、
土・日には車で出かけます。
混雑ぶりは人気店の証。
LABIとUNIQLOも都心に進出しました。
平日も混雑しています。
注文していたスリムファンが届いたのでLABI出かけた。
信じられないほど空いていました。
それからUNIQLOに入る。
こちらもガラガラでした。
地方は車社会だから違うと思うけど・・・・。
東京の郊外型店舗は人気店でも平日は入らない。
そんな実情を知りました。
マーケット調査をしないととんでもない事になります。
ビザ衛門
台湾は中国?(6/8)
台湾は査証免除国です。
ノービザで日本に入国できます。
アジアで他に査証免除国は、
韓国、シンガポール、ブルネイ、香港、マカオだけです。
韓国については2006年3月1日から
台湾は台湾在住の台湾人だけが査証免除となります。
身分証番号が記載された台湾護照(旅券)で判断します。
香港は香港特別行政区(SAR)旅券所持者と
英国海外市民(BNO)旅券所持者(香港居住権者)
マカオはマカオ特別行政区(SAR)旅券所持者
中国は30日以内滞在予定の修学旅行生のみ査証が免除されています。
本国の中国は査証免除国ではありません。
戸籍も台湾はありますが中国はありません。
漢字も中国は簡体文字、台湾は繁体文字です。
日本で台湾の戸籍を取得する場所は中国大使館ではありません。
中華人民共和国と中華民国
申請書も国籍に中国(台湾)と記入するようにしています。
これだけ違っていても台湾という国は存在していません。
ビザ衛門
JUNとJUL(6/7)
JUNとJULも間違えやすいです。
4.JUN.2010
2010年7月4日と勘違い。
外国人登録証を見て間違いに気づく。
外国人登録証には2010年6月4日と書いてあります。
じゃ4.6.2010と書けばいいじゃない?
でも4月6日か6月4日かわからなくなってしまいます。
パスポートではJUNE、JULYを省略して記載しています。
今度は頭の中で発音してから判断する。
「ジューン、ジュライ」
JUNEが6月でJULYが7月も混同してしまう時もあります。
危ないアブナイ。
申請書で間違えて書き直した事も・・・。
MAYとMARに続く間違えやすい月です。
AUGは何月?
8月です。
ビザ衛門
オペラ「ヘンデルとグレーテル」って面白い(6/6)
グリム童話で有名な「ヘンデルとグレーテル」
オペラがあるなんて知らなかった。
オペラはオーケストラがあり歌があり演劇がある。
西洋音楽の集大成である。
「ヘンデルとグレーテル」では天使たちに
バレリーナが登場する。
バレリーナの登場で舞台が幻想的になる。
妖精たちは56名の子どもたち。
東京芸術劇場は満席だった。
子どもたちが自由に芸術に親しめるようにと
指揮者が指導しています。
音楽の普及にはこうした音楽家の活動が大切だ。
指揮者とは共通の友人がいたので楽屋に挨拶に行った。
不思議な縁を感じた。
世の中繋がってるんだな。
また音楽の世界に戻りそうな気配?
ビザ衛門
書類が揃いました(6/4)
「書類が揃いました」
「えっこれだけ?」
とてもとても足りません。
あれだけ言ったのに・・・。
書類が苦手な人にとっては苦痛なようだ。
書いちゃいけない箇所にも平気で書いたり。
「これでいいよー」
まったく感覚が違います。
それでも世の中で問題なく生きていける。
ルールって何なんだろう?
アメリカではMarrige Liceceを破ってしまえば離婚できる?
「領収書?こんな習慣はありません。日本はスバラシイー。」
「飛行機で4時間乗るだけでこんなに安全な国があります。」
そんな事を言われてもピンときません。
様々な外国の人と話し色々な考えを知りました。
ビザ衛門
昨年の新人(6/3)
入管でよく会う新人がいます。
「やぁーこんにちはー」
「僕もやっと1年たちました」
「今日は何の申請?」
「不許可案件の再申請です」
「書類見せてくれる?」
なかなかしっかりしている。
「私は○○の案件でね」
「あっそれ僕やりました」
「それでどうなった?」
「許可が出ました」
できる・・・。
翌日、彼の事務所に電話する。
「先生は、ただいま外出中です」
中国の女の子が電話に出た。
彼から電話がかかって来る。
「集客はどうしてる?」
「昨年12月に難しい案件の許可を取ったら
口コミでどんどん仕事が来ました」
これも定石どおり・・・。
久しぶりに刺激を受けました。
ビザ衛門
都合の悪い事も話してね(6/1)
不許可になって相談が来ます。
「不許可理由は?」
「○○です」
その言葉を信じて申請書を作っていく。
そして再申請。
ところがまたも不許可。
不許可理由を入管に聞きに行きます。
全然聞かされていなかった事実を言われ呆然・・・。
もうどうしようもありません。
知っていて言わなかったケース。
資料がなくて忘れていたケース。
色んなケースがあります。
こんな悲惨な結果を防ぐには。
すべて正直に言わないと大変な事になると言っておく。
入管に不許可案件について確認してから申請する。
これからは必ず行っていこうと思います。
「都合の悪い事も話してね!」
ビザ衛門
朝まで足が痛い(5/29)
疲れが残っていた。
朝まで足が痛い。
午前中に国分寺まで行き、午後入管に申請。
証印の手続もあった。
1件はどうしても今日中に届けたい。
クライアントに電話する。
担当者は外出していて帰社が5時。
まだ1時間以上もある。
「そうだ!今日発売のiPADを見に行こう」
これは電子書籍ではなく新しいPCだ。
キーボードがないパソコン。
一つの革命的な製品が世の中を一変させてしまう!
iPODでiPHONEで見てきた。
iPADは革命的な製品になり得るか?
疲れていたがクラインアントの会社まで行った。
1日中歩いていたので足が棒になっていた。
金曜日だから倒れても何とかなる!
その後遺症が朝まで足が痛いだ。
ビザ衛門
興行ビザ3ケ月取得(5/28)
興行ビザの証印はAカウンターではありません。
興行の相談窓口になります。
しかも月と木だけ。
気をつけないといけない。
私の前にはお相撲さんが来ていました。
私の順番は次。
「在留期限は3ケ月でした」
興行ビザは15日、3ケ月、6ケ月、1年しかありません。
3ケ月だとすぐに更新がやって来る。
ゆっくりしている時間もない。
あんなに大変だったのにー。
またやるのかー。
次の更新では6ケ月を目指そう!
私の友人は海外のオーケストラを招聘して110人の申請書を提出しました。
申請書110枚書くのだけで大変だよねー。
自分の取った興行ビザで
TVで活躍するキミの姿を見たいもんだ。
ビザ衛門
暑かったり寒かったり(5/26)
毎日、天候が変わります。
雨が降って寒い日が続く。
翌日は30度近い炎天下。
そんな変化にも無頓着で外出した。
電車の中はかなり暑い。
上着を脱ぎたい気分。
しかし対応できず。
入管ではヘヴィーな案件対応。
ガラス越しに見る光景・・・。
状況は急変し大喜びする二人。
取りあえず良かったよかった。
事務所に戻った時はグロッキー寸前だった。
午後は仕事にならなかった。
これからはジャケットは着用しない方がいいかも。
ビザ衛門
アンデルセンで待ち合わせ(5/24)
雨の中の外出。
気が重い・・・。
待ち合わせはアンデルセン。
どう見ても女の子の入る店だ。
店に入ると二人は来ていました。
英語の会話が飛び交う。
私も割って入ろうとするが伝わらない。
仕方なく通訳してもらった。
以前、仕事をした人からの紹介だ。
「彼女はこの近くで仕事をしてるんだよね」
青山に事務所を持ちたい!
そんな想いがあった事も忘れている。
忙しすぎるのかも?
もっと余裕を持たなきゃ!
こうしたお店で食事をして気分転換も必要だ。
ビザ衛門
札幌入国管理局、デビュー(5/21)
札幌入国管理局は、
札幌第3合同庁舎の7階にある。
雨のせいか外国人は一人だった。
すぐに申請は終わった。
一仕事終えた安堵感が走る。
昨晩は札幌の友人夫婦と飲む機会があった。
・日本一の舟盛(海老が生きていた)
・アスパラの茹であえ
・じゃがバタ塩辛
・生牡蠣のブルーチ−ズ添え
・落花生の塩茹で
・ほっけ焼き(こんな大きいのは初めて)
新鮮な野菜と魚介類は北海道ならではのもの。
昼は国際関係の方と食事をした。
食べたのはもちろん札幌みそらーめん。
北海道出張の醍醐味はここにある。
ビザ衛門
北海度、出張に行ってきまーす(5/19)
5月19日〜20日と北海道に行きます。
19日は羽田空港14時発の飛行機。
20日に札幌入管に申請。
迷うわないよう札幌入管の地図。
予備の申請書も用意。
失敗したので次回にが通用しません。
北海道出身の知人に電話する。
「何かアドバイスない?」
「薄手のコートを持っていった方がいい」
「えっ!」
「北海道の人は寒くないけど東京の人には夜は寒いと思う」
「ヒートテックはどう?」
「それでいいと思います」
ヒートテックをカバンに入れていく事にした。
北海道をナメタラアカンゼヨー。
ビザ衛門
スナップ写真にプリクラ(5/18)
日本人の配偶者等のビザ申請には
スナップ写真を提出します。
スナップ写真には個性が出て面白いです。
真面目な二人は写真もカタイ。
愉快な二人は写真も笑ってしまいます。
みんなでワイワイ撮っているのもあります。
プリクラを出してきたカップルもいました。
「ずっと一緒、だぁいすき」
「世界で1番大好きだ」
「出会えてありがとう」
「もぉースキすぎるッ」
「おこづかい、少ない・・・」
「めぇーちゃ愛しあってます」
なかなか面白いので提出することにしました。
彼女のメガネを見たらレンズが入ってない・・・
「これっダテメガネなんですぅー」
メガネに指を入れた。
ビザ衛門
専門家の技(5/17)
日曜日も事務所はオープンしています。
外国人も平日は仕事をしているし、
土・日も営業していると喜ばれている。
13時の待ち合わせ。
「場所はわかりますか」
「大丈夫、だいじょうぶ」
前に来た事があるのに迷っている。
相変わらずだ。
書類のチェックをして足らないものを書き出す。
「火曜日に申請するね」
「不足分は郵送で送ってください」
次は15時30分の待ち合わせを15時と勘違い。
まぁいいか!
書類は全て揃っていると言っていたが揃ってなかった。
ヒアリングして更に必要書類を追加した。
この追加書類がポイントとなる。
これは入管の必要書類にも書いてない。
でもこれをはずすと申請内容が伝わらない。
ここに専門家の技があります。
ビザ衛門
父の法事に思う(5/16)
父の十七回忌があった。
お寺が2年前に改築された。
290年経っていたそうだ。
小さい頃よく遊んだ場所だ。
奉納者の名前を見ると知っている人が大勢いた。
「あの人もいる、この人もいる・・・」
懐かしい名前ばかりだ。
両親が結婚した事により
ひ孫まで15人に広まった事になる。
こうした繋がりの大切さ伝えていきたい。
両親を見て兄弟を見て従兄弟を見て
人は無意識のうちに影響され育っていく。
今回は新しい命が2つ誕生した。
子、孫、ひ孫が正月とお盆には必ず集まる習慣になっている。
全員が揃うことは珍しいけれど・・・。
兄弟仲良くしているのも両親に感謝。
兄弟は差別しちゃいけない。
あういう生き方を見習いたい。
人は身近な存在から学んでいきます。
ビザ衛門
何事もハートのある人(5/14)
人の心を動かすもの。
熱意です。
ただひたすらに突き進む。
そこに計算なんてありません。
そんな姿に人は心を動かされます。
ずっと応援してあげたい!
帰化のときも体験しました。
「みなさん取り繕うとするのにあなたは正直だ」
「わからないことはわかりませんと言う」
「だからあなたは信用できます」
「書類が足らないけど認めます」
昨日もそうでした。
「あなたの事は信じています」
「次の申請では許可を取ってください」
異例の答えでした。
何事にもハートがある人。
そんな人を助けてあげたいと人は思います。
また奇跡が起きた・・・。
ビザ衛門